Hello World with a Big Smile (^^) @conchikuwaです。
夫婦でネット通販の花屋を始めて、早5年が経ちます。売り上げ的にも規模的にもまだまだですが、おかげさまで毎日楽しく過ごしております。花屋をやっているとよく家業が花屋なんですか?と聞かれることがあるんですが、元々僕がSE(システムエンジニア)、奥さんがCADオペレータで花屋とは無縁の仕事しておりました。
今回はちょっと僕が花屋を始めた理由、始めるまでにした事について、ちょいとエントリーしてみようと思います。まぁ大したことではないのですが。。。
僕がSE(システムエンジニア)という仕事を選んだ理由
理由は、なんとなくカッコ良さげだからという、ショーもないものでございました。理系大学を一応出ていたけど、コンピュータに触ったのはダービースタリオンをやる時くらいで、プログラミングって何?状態だったので、最初はなかなか大変でした。
プログラミングでよくある”a = a + 1”というカウントアップの処理についてそんな方程式はおかしいと真顔で先輩に文句言っていたのも今ではいい思い出でございます。
まぁそれでもなんとかSE(システムエンジニア)という仕事に慣れてきておりました。
今思うと花屋のきっかけはフリマ出店
その傍ら奥さんはCADオペレータをしながら、趣味で華道やフラワーアレンジメントを習っていたんですが、何を思ったのか、フラワーアレンジを自分で作って売ってみたいと言い出し、フリマに出店することに。
家の近所の花屋さんにお願いをしてお花を仕入れさせてもらい、徹夜でフラワーアレンジを作り、フリマで売ったんですが、休みの日に面倒だなと思っていた僕も、最終的には楽しんでおりました。今思えば、この出来事が花屋を始めるきっかけとなりました。
まぁ売るといっても経費や人件費は全く考えず、5万円でお花を仕入れて6万円で売るって感じだったので、儲けも何も無いのですが、なんとも言えない満足感を感じることができました。
でも花屋を始めようと思うのはもう少し先のお話。
中間管理職はやっぱり大変だよね。
月日は流れて会社に入って7年が経ち、僕にも後輩、部下ができ、いわゆる中間管理職という立場に否が応にもなることに。中間管理職は大変ってよく聞くけど、いやマジ大変。想像以上でした。ちょうどその時期に新しいお客様の所でシステムについてもプログラミング言語についても全く知識がない状態でチームリーダーをすることになりました。
システム、プログラミング言語についても全く知識がない状態ってのはホント辛くて、後輩に質問されても答えられない、お客様から問い合わせされても回答できない、上司には文句言われる。中間管理職は大変ってのを絵に描いたような状態でございました。
精神的にギブアップ
そんな板挟みの状態で仕事をこなせるほど、僕は精神的に強くありません。案の定、精神的に限界が来て、プチ鬱状態に陥ってしまいました。簡単に言うと会社行きたくない病。平日、朝起きるとなぜかお腹が痛くなる病。。。
鬱っていうほどでは無いかもですが、もうホント辛かった。。。
そんな時、奥さんからネ申的一言!
辛いと言っても、仕事を休むこともできず、毎日夜遅くまで仕事をしていたんですが、奥さんが辛そうな僕を見て、
「会社辞めちゃえ、辞めてもなんとかなる!」
と言ってくれました。今まで大変で上司に相談しても、カンバレ、しっかりしろとばかり言われてたのに、辞めてもいいんだ、なんとかなるんだと。ホント僕にとってはネ申的一言で、救われた気持ちになりました。
会社を休んで今後について考える。
奥さんに「会社辞めちゃえ」と言われて辞める気満々になったのですが、そんな簡単には辞めれないし、辞めるにしても辞めてどうするのって考えないといけない、という事で忙しい中、上司にお願いをして少しお休みを頂いて、今後について考える事にしました。
そうだ花屋やろう。
最初、今の会社を辞めて、再就職する事を考えましたが、また同じ状況になるかもしれないし、昔から何か自分で仕事をしたいというのもあったし、奥さんも何か新しいことがやりたいと言っていたので、夫婦で何かを始めようと相談しました。で、何を始めるかですが、奥さんがフリマでフラワーアレンジを売った時の楽しさ、満足感が忘れられず、花屋をやろうと言い出し、僕的にも特にアイデアが無かったので、それに乗っかかりました。
その日のうちに本屋で起業の本、花屋になるため系の本を買い漁りました。
両親に相談して大反対
本を読んだり、ネットで調べたりしてもう二人の中では花屋になる気満々だったのですが、さすがにいきなり辞めることはできず、奥さんのご両親に相談、報告する事に。まぁ予想はしていましたが、大反対されました。大変だけど安定している仕事を捨てるなんて、やったこともない花屋をするなんて、そんな甘いもんじゃないと。。。当たり前ですね(^_^;)
両親から花屋を始めるための条件
まぁそれでも僕がもう限界だというのは分かってくれていたので、1つ条件を出して、それをクリアできたら、あとは好きにすればと言ってくれました。
その条件が1年間花屋や花の市場で仕事をして、花屋の仕事、花の流通について、勉強する事というものでした。
しかし両親って凄いですね。僕達の事を考えてベストな助言をしてくれる。この条件が無かったら、今の僕たちはなかったと思います。
奥さんが生花市場と仲卸でアルバイト開始
そこで奥さんがCADオペレータの仕事を契約終了とともに辞めて、近所の花屋の紹介で生花市場の仲卸で仕事を始めることに。また仲卸は朝が早く帰りは昼くらいなので、昼から働く花屋をネットで調べていて、そこで始めてネット通販の花屋の存在を知り、そこでもアルバイトを始めることとなりました。
僕はWebデザイン・Webデザイナー専門の学校を受講
最初は路面店の花屋をやるともりだったけど、ネット通販の花屋の存在を知って、諸経費のかからないネット通販の方が始めやすいのではないか、僕が会社を辞める前から奥さん1人でもできるんでは無いかということで、ネット通販の花屋を始めることを目標にすることにしました。
僕はSE(システムエンジニア)をやっていましたが、やっていたのが汎用機系のシステムだったので、Web系の言語の知識が全くなく、HTML?、CSS??状態だったので、給付金を利用してWebデザイン・Webデザイナー専門の学校に通うことにしました。そこでDreamweaverやFireworks、Photoshop、Illustatorの使い方を覚えました。
上司にお願いしてリーダーからサブリーダーに降格してもらう。
奥さんが1年間、生花市場と仲卸でアルバイトする間、僕は今まで通り、仕事をする必要があるのですが、精神的に限界がきていたので、上司に相談をして、リーダーという立場ではなく、サブリーダーに降格してもらいました。
サブリーダーにしてもらったことで、責任が軽くなり、気持ち的に余裕ができて、会社行きたくない病はおさまりつつありました。
奥さん一人でネットショップ立ち上げ
奥さんが生花市場と仲卸でアルバイト、僕が仕事しながら、Web系の学校に行っている時に土日を利用してネットショップを始めることにしました。それが今の僕達のお店「インターネット宅配花屋さん花RiRo」の誕生です。
最初はショッピングカートもなくて、CGIを利用してホームページからお客様にフォームを入力してもらうとメールが送信されるという単純なものでしたが、出来上がった時はホント嬉しかったです。またそんなショボショボのホームページから注文が来た時は夫婦で飛び上がって喜びました。
いつのまにか会社を辞めづらくなる
会社でサブリーダーにしてもらうと精神的に余裕ができ、またシステムはプログラミング言語についても慣れてきたので、気づけばまたリーダーの立場になっておりました。以前リーダーになった時とは違い、周りを見る余裕ができてたので、毎晩遅い、体力的な辛さはありましたが、精神的な辛さはあまり感じないようになっておりました。
また新しくリーダーになった案件が2年とかのスケジュールだったので、会社を辞めると言い出せない雰囲気になってしまいました。
奥さんから「いつやめるの、今でしょ!!」
奥さんが生花市場と仲卸でアルバイトを始めて1年以上が経ち、また奥さん1人で始めたネットショップもカートを付けて、クレジットカード決済も導入するとすこしずつ注文が入るようになっていたので、徐々に奥さん1人ではこなすことができなくなってきて、会社を辞めると言い出せず、毎日遅くまで仕事をしていた僕に、ついに奥さんが、
「いつやめるの、今でしょ!!」
と言ったかは忘れましたが、業を煮やしてたので、査定会議の時に会社を辞めたいと相談しました。そこからなんだかんだと携わっていた仕事のスケジュールもあったので、半年ほどかかりましたが、ついに会社を辞めることになりました。仕事が辛くて辞めたいと自分で言い出したんですが、やっぱり辞めるとなると最終出社日は寂しかったです。。。
ついに夫婦でネット通販の花屋開始
僕が会社を辞めたいと言い、奥さんが辞めちゃえと言った日から、結局3年ほどかかりましたが、平成19年12月にネット通販の花屋を夫婦二人で営み始めました。ここまで長かったようで、短かったような感じがします。今では夫婦二人だけでなくスタッフさんにも手伝ってもらい、日々ご注文者様、お届け先様に喜んでもらえるお花をお届けできるよう、努めております。
あとがき
いかがでしょう。
僕が花屋を始めた理由。。。大した理由でなくてスミマセン(^_^;)
今こうやって振り返ってみるとネット通販の花屋を始めたのもいろいろなことが重なり合ったからという気がしております。僕が仕事で限界が来てなかったら、フリマで花を売っていなかったら、両親に条件を出してもらってなかったら。。。等々。。。
人生って面白いですね。ホント不思議です。
まだまだお店の規模は小さく、大変なこともおおいですが、目標に向かって、楽しく、明るく、頑張ってまいりますので、@conchikuwaともども「インターネット宅配花屋さん花RiRo」もどうぞよろしくお願いします。
ちなみに母の日も近いので、お母さんへお花の贈り物なんていかがでしょうか。
ではでは。。。
母の日のに贈るフラワーギフト-花屋-フラワーギフト-インターネット宅配花屋さん花RiRo
こんにちは、花RiRoです。いつもありがとうございます。 母の日は、いつも一生懸命みんなの為に、頑張ってくれているお母さんに感謝の気持ちを伝える とっても素敵なイベントですね。 いつもは恥ずかし …
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